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「今日は口説いてやろう」と意気込むのなら、レストランで食事をした後は、できるだけカウンター席しかないバーやスナックに誘ってみましょう。 もしボックス席とカウンター席があるバーに入ってしまったら、迷わずカウンター席に座るべきです。 お互いがボックス席に座って正面同士になってしまったら、たしかに相手の顔は正面で見えて表情もしっかり分かりますので、会話するのには良いかもしれませんが、恋を語らうにはちょっと難しい距離間があります。 これは距離間だけでなく、正面で座るのは、方位からいっても正反対の位置になる関係上、どうしても敵対関係になりやすいこともあるのです。 ですから、相手を口説こうと思えば、相手の目を見て話したいなどと考えず、なるべく相手と身体が接近できる位置を確保するのです。 人は誰でもなわばり意識をもっており、それ以上近づくと警戒するようになります。 たとえば空いた電車の席で、人は決して片側から順に詰めては座りません。ひとりが端に座れば、もうひとりは反対側の端に、そして三人目は二人から離れて真ん中に座るようになりますが、この心境と同じです。 カウンターで体を寄せ合って座るということは、お互いのテリトリーに侵入しあうから警戒心をもつようになり、いやでも相手の存在を意識しないわけにはいきません。 とくに並んで座るような場合の位置関係は、一般的には恋人関係にしか許せないほどの近接したものであり、あえて恋人関係の距離を作ってしまうのです。 言葉より先に、恋人関係の距離を作ってしまえば、口説く行為が自然と受け入れやすくなり、とくに憎からず思われていれば、口説きの効果が大いに発揮されるということです。 それと大切なことは、並んで座るといっても座り方が大切で、男性が椅子に腰をかけたら、女性を右側の椅子に座らせることです。つまり、男性が左、女性が右になるということです。 なぜ、このように座ったほうが、口説きに効果があるのかといえば、男性が女性の耳元で愛をささやく場合、どうしても女性の左側の耳に語りかけるように自然になるはずです。 左側の耳は、右脳が支配しているものであり、右脳は本能や感情、あるいは情緒的なことを司っていますので、恋を語らうには理屈で考えさせるよりも、女性の本能にムードで訴えかけるほうが効果が大きいからです。 |
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