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たとえば、友だちに借金を申込むときは、金額を多めに切り出すようなものです。 人の心理を知っているなら、借金を申込むときは、必要な金額よりも多い額をまずは申込むのが常道です。 なぜなら、貸す側としては、少しでも金額が少ないほうが不安もリスクも少なくて済むので、できるだけ少額にとどめたいと思うものです。 そこで、有効なのが、最初は大きな金額を切り出して、拒絶されたら、ほんとうの目的である小さな金額を申し込むという方法です。 「悪いんだけど、今月の給料日には返すから、5万円貸してくれないか」 「だめだよ。ぼくも今月はピンチなんだよ」 「じゃあ、1万円だけでも貸してくれない。頼む」 「1万円なら仕方ないか。貸して上げるよ」 この方法は、心理学でも認められている説得のテクニックですが、これを恋愛テクニックとして使うのです。 たとえば、好意を持っている女性に、「今度ふたりだけで旅行に行こうよ」となるべく大胆な誘いをしてみるのです。 女性にしてみれば、恋人にもなっていない男性から、突然そんなことを言われたら驚くと同時に、おそらく「そんな関係でもないのに、冗談言わないでちょうだい」とキツーい言葉が返ってくるかもしれません。 ここまではセオリーどおりですので、断られてもいいのです。 しかし、じつはこのあとがポイントなのですから、これでガッカリしてあきらめてはいけません。 相手の女性は、あなたのあまりの大胆さにキツイ言葉ではねつけたものの、心の中では「ちょっと言い過ぎてしまったかしら、あそこまで言わなくても、冗談で返してあげたらよかったのに」と思っているはずです。 その罪悪感が消えないうちに、今度は「じゃあ、今度、映画か食事にでも行かない」と間髪をいれず再度誘うのです。 女性のほうも最初にキツくはねつけた罪悪感から、今度は「これぐらいなら、まあいいか」と思い、ОKとなる可能性が高くなるのです。 ここまでのことができたら、あとはあなた次第です。 |
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