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@ ロミオとジュリエット効果 親に反対されたり、周囲から「あんな人、どこがいいの、早く別れたほうがいいよ」などと言われると、逆に恋の炎に火がついて、一気に愛が深まってしまうことがよくあります。 昔なら、親に反対されて「二人で駆け落ちをして恋を貫いた」という話が身近にあったものです。 このように、周囲や親から反対されて、恋愛感情が高まることを、心理学では「ロミオとジュリエット効果」と呼んでいるようです。 つまり、反対されればされるほど愛情が高められるという恋愛心理です。 よほど親離れをしていない子どもは別として、こと恋愛に関してのおやりひと言は、二人の気持ちを変える影響はありません。 親に反対されれば、かえって気持ちは反発心を伴って恋人への愛情に傾いていくようです。 A 一緒に恐怖体験をして逃げ出せば恋は深まる 人は不安な境遇にあったり、恐怖を感じると、「同じような境遇の人といっしょにいたいとか、いて欲しい」という欲求が強まりますが、これは「親和欲求」が働くからです。 とくに男よりも女性のほうがその傾向が強いようです。 アメリカのアクション映画や冒険映画などを観ていると、必ずと言っていいほど、美人の女性が登場して、主人公とともにさまざまな危険をかいくぐりながら、最後は恋に落ちるストーリーになっていませんか。 二人でいろいろな恐怖を体験しながら逃亡することで、お互いに親和欲求が働いて、引力のように引き合うからなのです。 ただ、親和欲求が働くだけでは、二人の恋が深まる必要条件とはなりますが、これだけでは恋を実らせるインパクトは足りません。 これにスパイスを効かせるのが、恐怖心から二人で走って逃げるという行為であり、走ることで生理的に興奮し、この生理的興奮は恋愛の生理的興奮と似ててるのです。ですから、いっしょに逃げている人に単なる好意程度しか感じていなかったとしても、それが興奮によって倍加するのです。つまり、好意が恋になるのです。 もし、この効果を応用するなら、デートで待ち合わせた後、すぐに食事をするのではなく、ホラー映画を観るとか、あるいはスポーツをするなどして生理的に興奮させてから、ゆっくり食事をすればいいのです。 |
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