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女性はそのプレゼントを彼からの愛の証だと考えており、男性がどれだけ工夫を凝らし、お金をかけたかをアピールするかによってでしか、愛の重さを感じることができないのです。 その理由としては、昔から、人を天地に配する場合、男性を「天」、女性を「地」としてきました。 それは、天は「気」を司り、地は「質」を司るからであります。 女性は「地」で「質」を司り、「質」は物質、あるいは実質と言われるように、モノに触ったり、目に見える確かなモノがあるときに指す言葉です。 一方、男性でありますが、男は「天」であり、「気」を司っているとされます。 「気」は、気配とか、天気とか、気分とか、気運といわれますように、実質というモノがなく、ただ、それとなく感じられるなど、気配として感じられても目には定かに見えず、非常に移ろいやすく変わりやすいことを、本質としています。 ちょうど、高気圧とか低気圧とか言われるように時々刻々に移り変わって、ひとときも一カ所にとどまっていることがないようなものです。 これらの特質が、この男の本質、あるいは女の本質を生じる源となっているのです。 ですから、男は淡泊であっさりしていますが、女性はモノという実質にこだわることが強く、愛情も「好きだ」とか「愛しているよ」などと口で言われただけでは信用できず、その証としてモノを欲しがる本質が潜んでいるのです。 たとえばクリスマスや誕生日などには、豪華な食事とか宝石を欲しがり、男性からそんなデートとプレゼントを期待している女性は多いはずです。 愛情の程度は目には見えませんが、それでもお互いに愛情のバランスを取りたいと思うのが恋愛で、彼を愛すれば愛するほど、彼の愛情の程度を確認したくなり、その確認できる証が目に見える高価なプレゼントなのです。 ですから、女性に「彼が自分を愛している」という自信がないと、つねに不安な気持ちを抱くようになり、その不安を払拭するためには、彼に対して愛の証の証拠品を要求するようになるのです。 その結果、女性は、プレゼントの回数やプレゼントの高価さなどから、愛の重みを測って、好き嫌いのバランスを取ろうとしているのです。 男の場合には、物質的なモノよりも、愛情を心の問題として捉えることができるので、目に見える形でなくても、愛情のバランスを感じることができるのです。 |
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