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この方法は、好きな人の気を引きたいときに有効です。「かわいいね」「かっこいいね」と漫然と褒めるよりは、「今日の髪型すごく似合っているね。かわいい」という具合に、的を絞って褒めるほうが、相手は喜ぶのです。 要は、相手が褒めて欲しいことをズバリ褒めてあげることです。 的外れな褒め方しては、相手が好意を抱くどころか不愉快に思い、さらには敵対意識をもたれることにもなりかねません。 では、何を褒めたら良いのかということですが、ポイントの一つは、相手が得意に思っていることや価値を置いていることです。 つまり、相手が心の底で褒められたいと思っていることをほめることに尽きます。 たとえば、ファッションにまるで関心も興味もなく、妻が選んだ服装を身につけている男性に、「部長、いつも洋服のセンスがいいですね」と、褒めたとしましょう。 部長はいちおう、「いやぁ、それほどでも・・・」と、いって照れるかもしれませんが、まったく心に響きません。 かたや、ファッションに人一倍気を遣っているオシャレな人には、「Aさんは、いつもほかの人とファッションがひと味ちがいますねぇ。私には分かりますよ。目立たないところにも、計算されたお洒落があるってこと。ちょっとはずしているヌケ感も、さすがファッション上級者ですね。」 などと称賛します。 すると、相手は「あそうか、わかってくれていたんだ」と自尊心がくすぐられ、褒めてくれた相手に一目置くに違いありません。 仕事で関係する女性が、ファッションセンスや美貌よりも、知性や仕事の能力、キャリアに価値をおいているキャリアウーマンの場合には工夫が必要でしょう。 「○○さんて、美しいですね」「今日のスーツ、ステキですね」と、外見や容姿を褒めても、相手の心にはさほど響きません。 ところが、「昨日のA社との企画のやり取り、見事だったですね。相手の質問や要求をすべて想定したうえで企画を立てていることが、よくわかり、ぼくも勉強になりました。センスの良さというべきなのでしょうか。今日のブーツもステキですし・・・。 仕事ができる女性って、もともとの美しさが、知性でさらに輝きがかかりますね。」 などと褒めると、彼女のプライドは大満足でしょう。 以後、あなたにたいする好意の度合いや評価がグンとアップするに違いありません。 せっかく褒めるのなら、相手を心から喜ばせる最高の褒め言葉をプレゼントしましょう。
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