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人はウソをつくと、どうしても無意識のうちにいつもにない言動をとってしまいます。 たとえば、あなたが彼に、「昨日の夜遅く電話したのに、電話に出なかったけど、何をしていたの?」と言ってみましょう。 彼が流暢に昨日の夜のことを話したとしたら、それはきっとウソだと思っていいでしょう。ふつうは突然、昨日の夜のことを聞かれたりすると、それを思い出して話そうとするため、即座に話がスラスラとよどみなく出るものではありません。少しはもたつくものです。 しかし、最初から聞かれるかもしれないと思っている人は、話のつじつまが合うように、話を上手に組み立てていますので、なんのためらいもなく、スラスラと状況を説明できるのです。 また、ウソは視線に表れたり瞬きが多くなったりします。 人は後ろめたい気持ちがあったり、ウソをついている場合には、相手と視線を合わす頻度が下がったり、瞬きによって相手の視線を避けるようなしぐさが多くなります。 こういうしぐさは、だいたい男がウソをつくような場合に表れやすく、女性の場合にはウソをカモフラージュする技術に本能的に長けていますので、逆に相手としっかり目を合わせて、口にこそ出さないにしても「私がウソをついているとでも言うの」というような視線が多くなります。 昔は、女性は男に頼って生きていくのを当たり前としていましたので、男から見捨てられたら、女性は生活の手段を失ってしまい生死にかかわる問題でもあったのです。 そういう社会的立場の弱かった時代、女性が浮気でもしようものなら、男より大きな罪を着せられ、死罪になる場合だってあったのです。 ですから、女性が何かを隠そうとしてウソをつくような場合には、本能的に、男より真剣みのあるウソをつき、絶対にばれないようにする術に長けるようになったのです。 この結果、女性はウソをつくとき、同時に、男に対して誠意や好意的な気持ちを伝える、という矛盾した表現をするようになったのです。 女性から一心に見つめられれば、たいていの男はドキッとして、好意を感じることを女性は本能的に知っているので、この効果を利用して、女性が男性にウソをつくとき、視線をはずすのではなく、逆に視線を合わせようとするわけです。 男のウソは、ばれたとしても生死にかかわるようなことはないため、ウソをごまかす訓練が未熟なことと、ウソを見抜く能力も女性より劣っているため、女性が本気でウソをごまかそうとすれば、コロッと騙されてしまいうのです。 ウソを見抜く技術は、男性にこそ必須のものといえそうです。
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