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D 自分の髪・鼻・口などに触れたり撫でたりしている 人が待っているときの様子を観察していますと、じっと直立不動で待っているということはほとんどなく、必ず、何らかのしぐさをしながら待っているケースが多いです。 一般的には、自分の鼻を触ってみたり、髪を撫でてみたり、頬に触れてみたりと、無意識のうちにいろいろなしぐさをしていることが多いですが、この自分に触れるという行為は、不安な気持ちとか不快な気持ちがあるときに、それを中和して平静な気持ちを保とうとしているときに見られます。 E 自分の立っている周囲をちょろちょろと動き回り出す 約束の時間を過ぎて何分か経ったころから、目をきょろきょろさせたり、自分が立って待っていたところの周囲をちょろちょろ動き回り出すことがありますが、これは明らかに待つことに苛立ちを感じはじめている証拠です。 とくに若いカップルが待ち合わせているようなときには、好きな人に早く逢いたいという強い期待感からこういう行動に出ることがありますが、同性同士の場合には、会うことにそれほど強い期待感がないため、相手のほうが見つけてくれるだろうということで、こういう動作は一瞬で終わるようです。 F 体の向きを変えたり、指をいじったり両手をすり合わせたりする 体の重心を変えたり、爪先立ちしたり、両膝をゆすったりしている人がいますが、これは明らかに心が苛立っています。 さらに指をいじったり、両手をすり合わせたりしている人も見かけますが、「まだ来ないのかな」という苛立ちを鎮めようとしており、あるいは「ひょっとして待ち合わせ時間を間違ったのかな」とか「何か行き違いとか事故でもあったのかな」と不安になる心をなだめようとしているときにするしぐさです。 とくに、デートの約束で女性が先に着いて待っているようなときには、約束の時間が過ぎたころから頻繁にこのような行動を取ることが多いようです。男性の場合には、待たされることに慣れているから、最初のうちはこういうしぐさをしていても、最後には「いつものことだから」と思って平静に戻っているようです。 |
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